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天干(てんかん)とは — 十の天のエネルギー
天干(てんかん)は天の気を表す十文字です。甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)がそれです。
甲(こう)は大きな木のようにまっすぐで進取的な気、乙(おつ)は草や花のように柔らかく柔軟な気です。丙(へい)は太陽のように熱く明るいエネルギー、丁(てい)はろうそくのようにぬくもりがあり細かなエネルギーです。戊(ぼ)は山や広大な大地のように重厚な気、己(き)は庭園の土のように包容的な気です。庚(こう)は鋼鉄のように硬く決断力ある気、辛(しん)は宝石のように鋭く敏感な気です。壬(じん)は海のように広く包容力ある気、癸(き)は露のように澄んで知恵深い気です。
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地支(ちし)とは — 十二の文字と動物
地支(ちし)は地の気を表す十二文字です。子(し、鼠)・丑(ちゅう、牛)・寅(いん、虎)・卯(ぼう、ウサギ)・辰(しん、龍)・巳(し、蛇)・午(ご、馬)・未(び、羊)・申(しん、猿)・酉(ゆう、鶏)・戌(じゅつ、犬)・亥(がい、豚)です。
私たちが一般的に言う「干支(えと)」がまさに地支の十二動物です。地支は天干より複雑で、各地支の内に1~3個の天干が隠れているためです。これを支蔵干(しぞうかん)と呼び、地支の深い性質を理解する鍵です。また、地支同士の合(ごう)・沖(しょう)・刑(けい)・破(は)・害(がい)関係が四柱推命解釈で非常に重要です。
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陰陽(いんよう)と五行(ごぎょう)の配属
天干と地支には、それぞれ陰陽と五行が配属されています。天干は二文字ずつ組になって一つの五行に属しています。
甲(陽木)・乙(陰木)、丙(陽火)・丁(陰火)、戊(陽土)・己(陰土)、庚(陽金)・辛(陰金)、壬(陽水)・癸(陰水)です。陽(よう)は大きく積極的で外向的な性質、陰(いん)は小さく受容的で内向的な性質を表します。
地支も同様に、寅・卯は木(もく)、巳・午は火(ひ)、申・酉は金(きん)、亥・子は水(みず)に該当します。辰・戌・丑・未は土(つち)ですが、各々が含む季節が異なるため性質に微妙な違いがあります。
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天干 + 地支の組み合わせ = 六十干支
十天干と十二地支を順序よく一つずつ組み合わせると、甲子(かっし)・乙丑(いっちゅう)・丙寅(へいいん)… といったように六十種類の組み合わせが生まれます。これが六十干支(ろくじゅっかんし)であり、東洋暦法の基本単位です。
六十干支が一周するのに六十年かかるため、満六十歳になると生まれた年の干支が再び巡ってきます。これが還暦(かんれき)です。四柱の各柱がこの六十干支の一つであるため、四柱推命の原命盤は理論上60 × 60 × 60 × 60 = 約一千二百九十六万通りの組み合わせが可能です。
ただし、実際には月柱が年柱に従属し、時柱が日柱に従属する規則があるため、有効な組み合わせ数はこれより少なくなります。
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四柱で天干・地支を読む方法
四柱の各柱は、上に天干、下に地支が置かれます。天干は表に現れる性質、地支は内に隠れている性質を表します。天干が「言葉と行動」であれば、地支は「本心と潜在力」です。
四柱推命では、まず日干(自分自身)を中心として他の七文字との関係を調べます。天干同士の合・沖、地支同士の合・沖・刑・破、天干と地支間の通根(つうこん、根の関係)などを総合的に分析します。
例えば、日干が甲(こう)木であるのに地支に寅(いん)・卯(ぼう)があれば、根が丈夫な強い木であり、地支に申(しん)・酉(ゆう)金が多ければ、斧で叩かれる木のように試練があるかもしれません。このように天干と地支の関係を立体的に読み解くことが四柱推命の基本です。