01格局之槪念
格局とは — 四柱の基本的な型
格局(かくきょく)は四柱の基本的な型、つまり「枠組み」です。人それぞれ体質が異なるように、四柱にも固有の構造的な型があり、これを格局と呼びます。
格局は主に月支(げっし)を基準に決定されます。月支の蔵干(ぞうかん)のうち、天干に透出(とうしゅつ)した(表に現れた)ものが格局の名前になります。例えば、月支の正官が天干に現れれば「正官格」になります。
格局を知れば、その人の人生がどの方向へ流れやすいのか、どの分野で成就しやすいのか、大きな構図を把握できます。格局は四柱推命解釈の出発点です。
02正官格·食神格·偏財格
主要な格局の種類
正官格(せいかんかく)は秩序と安定を追求する格です。社会的体面と規範を重視し、公職や大企業のような体系的な組織で能力を発揮します。
食神格(しょくしんかく)は表現と創作の格です。生まれつきの才能を基盤に、衣食住の福があり、芸術、料理、教育など自分の技術でお金を作る型です。
偏財格(へんざいかく)は事業と資産運用の格です。大きなお金を扱う手腕があり、流通・貿易・投資分野に適しています。これら以外にも正印格・偏印格・傷官格・劫財格・陽刃格など様々な格局があり、特殊な構造を持つ従格(じゅうかく)や化格(かかく)も存在します。
格の成功と失敗(成敗)によって、同じ格局でも人生の質が大きく変わります。
03用神之槪念
用神とは — 四柱の処方箋
用神(ようしん)は四柱で最も必要な五行、つまり「処方箋」です。漢方医学で体質に合う薬を用いるように、四柱においてバランスを整える核心的な五行が用神です。
熱が多い四柱には水(すい)が用神になり、冷えすぎている四柱には火(ひ)が用神になります。用神は単に「不足している五行」ではなく、格局の成立を助け、四柱全体のバランスを最適化する五行です。
用神が四柱の原命盤(げんめいばん)に良く組み込まれていれば、生まれつきの福が良いことであり、大運や歳運で用神が巡ってくれば、幸運な機会が開ける時期です。逆に用神を害する五行を忌神(きしん)と呼びます。
04抑扶·調候·通關
用神を見つける原理
用神を定める代表的な方法には三つがあります。
抑扶用神(よくふようしん)は最も基本的な方法です。日干が強すぎれば抑制(よく)する五行を、弱すぎれば補助(ふ)する五行を用神とします。強い木には金(斧)が、弱い木には水(水)が必要なのと同じです。
調候用神(ちょうこうようしん)は四柱の温度と湿度を調整する用神です。冬に生まれれば火(ひ)で暖かく、夏に生まれれば水(みず)で涼しくするという原理です。
通関用神(つうかんようしん)は互いにぶつかる二つの五行の間を仲介する用神です。金と木が衝突すれば、水(みず)が金の気を受けて木を生じ、葛藤を解きほぐします。
05用神活用
用神の活用 — 方角、色彩、職業、時期
用神を知れば、人生の様々な領域で有利な選択ができます。
方角(ほうがく):用神が木(もく)なら東、火(ひ)なら南、土(つち)なら中央、金(きん)なら西、水(みず)なら北が有利です。引っ越しや旅行、オフィスのレイアウトで参考にできます。
色彩(しょくさい):木は緑、火は赤、土は黄色、金は白、水は黒が用神色です。服装やインテリアに活用すれば、心理的安定にも役立ちます。
職業(しょくぎょう):用神の五行と関連する業種が適性に合う可能性が高いです。例えば、火(ひ)が用神なら電気・IT・メディア、金(きん)が用神なら金融・法律・機械分野が有利です。
時期(じき):大運や歳運で用神の五行が巡ってくる年が機会の時期であり、重要な決定は用神運に合わせると成功確率が高まります。