01大運·歲運之槪念
大運と歳運とは
四柱原命盤が「生まれつきのカード」であれば、大運(たいうん)と歳運(さいうん)は「時間とともに変わる環境」です。どんなに良いカードを持っていても、環境が合わなければ力を発揮するのが難しく、平凡なカードでも環境が良ければ輝きます。
大運は十年単位の大きな流れであり、歳運は一年単位の小さな流れです。この二つを合わせて分析してこそ、特定の時期にどのような事柄が起こりやすいのか具体的に予測することができます。
命理学において「運(うん)が良い」という言葉は、大運と歳運で用神(必要な五行)が巡ってくる時期を意味します。
02大運·順行·逆行
大運 — 十年単位の大きな流れ
大運は月柱(げっちゅう)を基準として、順行(じゅんこう)または逆行(ぎゃくこう)で展開します。陽男陰女(ようだんいんじょ)は順行、陰男陽女(いんだんようじょ)は逆行します。
大運が変わる時点(交運期)は人ごとに異なります。通常、一歳~九歳の間に最初の大運が始まり、その後十年ごとに新しい天干・地支が入ります。大運の天干は前の五年、地支は後ろの五年に主に影響を及ぼします。
大運が変わると人生の雰囲気が明らかに変わります。職業が変わったり、結婚・引っ越し・健康変化など、人生の重要な転換点が大運交代の時期と重なることが多くあります。
03歲運·丙午年
歳運 — 毎年変わる環境
歳運(さいうん)は該当する年度の干支(かんし)が自分の四柱と結ぶ関係に応じて決まります。毎年新しい天干・地支が巡ってくるため、毎年運の色合いが変わります。
2026年は丙午(へいご)年で、天干の丙(へい)は陽火(ようか)、地支の午(ご)も火(ひ)です。火(ひ)のエネルギーが非常に強い年であるため、四柱に水(すい)が用神である人にとっては挑戦的な年になる可能性があり、火(ひ)が用神である人にとっては活気あふれる年になります。
歳運は大運という大きな枠組みの中で作用します。良い大運に良い歳運が重なれば最高の時期であり、悪い大運に悪い歳運が重なれば特に注意が必要な時期です。
04合·沖·刑·破
大運と歳運の作用 — 合沖刑破
大運と歳運の干支は四柱原命盤の文字たちと様々な作用を生じさせます。
合(ごう)は二つの文字が結合して新しい五行を作ることです。良い合は良い縁・機会を、悪い合は望まない束縛を意味します。
沖(しょう)は二つの文字が正面からぶつかることです。引っ越し、転職、別離など急激な変化を伴います。必ずしも悪いことではなく、詰まっていたものが開く転機になることもあります。
刑(けい)は相互に害する関係であり、法的紛争や健康問題と関連があります。破(は)は壊れる関係であり、既存の関係や計画が狂う可能性を表します。
このような作用が用神に起これば注意が必要であり、忌神に起これば逆に前向き的である可能性があります。
05用神運·忌神運
用神運と忌神運の意味
用神運(ようしんうん)は大運や歳運で四柱に必要な五行が巡ってくる時期です。昇進、合格、財の増加、良い縁など、肯定的な事柄が多く起こります。この時期に積極的に挑戦すれば良い結果を得やすいです。
忌神運(きしんうん)は四柱に有害な五行が巡ってくる時期です。健康悪化、金銭損失、人間関係の葛藤が起こりやすいです。ただし、この時期が必ずしも悪いことばかりではありません。試練を通じて内面が鍛えられ、その後巡ってくる用神運で更に大きな飛躍を準備する期間になります。
重要なのは、用神運に安住しないこと、忌神運に絶望しないことです。運の流れを知れば事前に備えることができます。
06大運分析活用
大運分析の実際の活用
大運分析は人生の重要な決定を下す際に、有用な参考指標になります。
進路選択:どの大運にどの五行が強くなるのかを知れば、自分に有利な時期に合わせて転職や起業のタイミングを計ることができます。
結婚時期:配偶者を表す文字(男性は財星、女性は官星)に関連した大運が来た時に、良い縁が巡ってくる確率が高いです。
健康管理:特定の五行が過剰または不足している大運には、該当する五行と関連する臓器に注意を払う必要があります。木(もく)は肝、火(ひ)は心臓、土(つち)は胃、金(きん)は肺、水(みず)は腎臓と関連があります。
四柱推命で大運の流れを確認すれば、今後十年、二十年の大きな図を事前に描くことができます。